
制作の背景
5年ほど前に制作したWebサイトの全面リニューアルです。
時間の経過とともに、デザインが少し古く感じられたり、日々の仕事の中で考えていることや伝えたいことにも変化が生まれていました。
そこで、これまでのサイトをベースに、新たに撮影した写真や伝えたいメッセージを加えながら、今の「えん建築舎」にふさわしい内容とデザインにアップデートすることになりました。

デザイン方針
すでに構築されているVI(ビジュアル・アイデンティティ)をベースに、印象を損なうことなく刷新することを目指しました。
「木の家で暮らす楽しみ」や「地域の山とつながる循環のある暮らし」など、えん建築舎が大切にしている想いや価値観を丁寧にすくい上げながら、設計思想や技術的な特長も伝えられるよう、構成とコンテンツを整理。
見た目だけでなく、読み手が自然と引き込まれるような導線づくりを心がけました。

キャッチコピー
「遠州、自然、木の家。
やさしさ巡る 家と暮らし。」
このコピーと言葉のまわりに広がる文章は、えん建築舎が大切にしている家づくりの姿勢や、暮らしへのあたたかな眼差しを言葉にしたものです。
土地に根ざし、地域の木を使い、自然の恵みを活かす──その営みの中から、住まう人の心と体にやさしさが育まれ、それが人から人へ、地域へと巡っていく。その循環を丁寧に描き出せるよう、コピーから説明文に至るまで、一つひとつの言葉の響きやリズムに気を配りました。


デザインの工夫
サイトを訪れた方が、「えん建築舎らしさ」をじんわりと感じ取れるように、写真や色味、余白の取り方まで一つひとつ丁寧に設計しています。
暮らしの気配が感じられる写真を大きく取り入れ、文章は読みやすく、親しみやすいリズムで配置。
既存のロゴや配色、書体を活かしつつ、より現代的で洗練された印象になるよう調整を行いました。スマートフォンでの閲覧にも配慮し、フォントサイズやナビゲーションなど細部まで最適化しています。
Project Data
Client : えん建築舎
Created in : 2023年
Category :
Webサイト/ キャッチコピー/ 写真撮影/ 原稿作成/ 更新システム(CMS)
Design : 長谷川弥生
https://www.en-k.jp/